少林寺拳法とは
少林寺拳法は1947(昭和22)年、日本において宗 道臣が創始した、教え・技法・教育システムによって、 自信と勇気と行動力と慈悲心を持った社会で役立つ人を育てる”人づくりの行”です。 一人ひとりがまず頼りにできる自己を確立し、人間同士が助け合い、共に幸せに生きるための道を説いています。
少林寺拳法の沿革
1947年10月、日本の香川県多度津町の自宅で、宗道臣は教えと技法と教育システムを兼ね備えた「人づくりの行」として、少林寺拳法を創始しました。1951年、宗教法人法に基づき、金剛禅総本山少林寺を開基。1952年には、後の学校法人禅林学園の前身となる禅林学院が、少林寺拳法指導者の養成機関として、開設されました。(現在は学校法人利他学園に経営が譲渡される)1963年、香川県認可の社団法人日本少林寺拳法連盟を設立。組織が全国規模に拡大したこともあり、1991年、社団法人日本少林寺拳法連盟(現・一般財団法人少林寺拳法連盟)を発展的に解散し、全国法人の財団法人少林寺拳法連盟を設立。2011年には一般財団法人に移行して、学校・職域などで少林寺拳法 のクラブ活動を展開しています。1972年、国際少林寺拳法連盟が発足。1974年、国際少林寺拳法連盟を解散し、少林寺拳法世界連合(WSKO)が発足して、現在、世界39か国に少林寺拳法が普及してい ます。2003年、有限責任中間法人少林寺拳法知財保護法人を設立。2006年、有限責任中間法人SHORINJI KEMPO UNITYに名称変更、2008年、法改正により一般社団法人SHORINJI KEMPO UNITYとして、 少林寺拳法の知的財産を保護・有効活用などを行うことにより、人づくり運動をサポートしています。
少林寺拳法が目指す人間像
少林寺拳法では、修練を通じて、以下のような人になることを目指しています。
●自分の可能性を信じることができる人
●自分の考えをはっきり言えて行動できる人
●他人の幸せを壊すのではなく、つくることを考えて行動できる人
●正義感と勇気と思いやりを持って行動できる人
●みんなとともに理解し合い協力し合う生き方ができる人